第2段階の治療 (永久歯列期) について

めがねのフレームにもつかわれている,形状記憶合金を多用することにより,装置装着時の痛みを軽減しています.
通常の装置に加え,以下のような目立ちにくい装置を選択することも出来ます.

舌側装置 (見えない装置)

第2段階の治療に用いられる装置で”リンガル装置”ともよばれています。

 

左上の写真では奥歯に銀色の装置が見えていますが、日常生活ではまず装置が見えることはないでしょう。
しかし、良いことばかりではありません。歯の裏側には舌があるため表の装置以上に違和感があります。
”息が抜ける”ような状態になり,発音が不明瞭になりやすいという欠点もあります。
また,上の写真にも隙間が見えますが歯を抜いて治療する場合は、たとえ仮歯を入れるにせよ治療過程でどうしても隙間が存在する時期があります。この時唇側からの装置であれば、ある程度カモフラージュされますが舌側からの装置ですと逆に隙間が目立つ結果となります。

このような欠点を改良する目的で,STb舌側矯正システムが開発されました.
STbブラケットは,従来の裏側矯正装置の約半分の大きさで、全体的に丸みを帯びたデザインであるため、今まで舌側矯正で問題となっていた、違和感や発音障害が軽減されました。もちろん歯磨きも従来より簡単になっています。
(左はStbブラケット:右は従来のブラケット)

昔と違い,矯正装置が奇異な目で見られることのなくなった今日,”かくれて”矯正治療を行う意味は少なくなってきたと思いますが, それでもお仕事の関係などで、どうしても見えない装置が必要な方もいらっしゃるでしょう。
当院では、STb舌側矯正システムを導入して,裏側からの装置による負担を軽減しておりますが,舌側(裏側)矯正を希望される患者様に対して、費用も含めた十分なカウンセリングを行ったうえで治療を開始しております。

唇側装置

表から見える矯正装置のことをいいます。
昔からの銀色の装置に加え、最近では”セラミックの装置”と呼ばれる透明な非常に目立ちにくい装置が使われることも多くなってきました。

当院では上の写真のように、上顎の前歯にセラミック装置を用いたシステムを成人における基本的矯正装置としております。また,ひとくちに白い装置といっても,下の写真(左端)のように,メタルの入ったものとそうでないものがあります.
当院では,特にかみ合わせの強い部分を除き,より目立ちにくい,すべて白い装置を使用しております.

◇2003年7月より,目立ちにくいホワイトワイヤーが使用できるようになりました.(写真は,上顎に舌側装置・下顎にセラミック装置とホワイトワイヤーを使用したコンビネーションシステムです.)

◇2004年11月より,”デーモン3ブラケット装置(デーモンシステム)”が選べるようになりました.
透明度はセラミック装置に劣りますが,摩擦が少ないため,従来の装置よりも痛みが少なく,治療期間も短縮されます.
また,舌と口唇を含む口腔周囲筋ならびに咀嚼筋活動の正常化により効力を発揮し,歯牙を口唇や咀嚼筋等とのバランスの良い位置に誘導するため,治療後の安定性が得られやすいといわれています.

◇2006年2月より,”インビザライン装置やクリアアライナー装置”が選べるようになりました.
全ての症例に適用できるわけではありませんが,取り外しの出来る装置で矯正治療が可能です.

リテーナー装置

歯を動かし終わった後 ,後戻りが無いように使用する装置です.

下の写真のように,目立たないタイプを選ぶことも出来ます.